クイック座標寸法を作成する

クイック座標寸法を作成する

クイック座標寸法について説明します。


操作手順は以下のとおりです。

〔1〕[注釈]タブ → [座標寸法]グループ → [クイック座標寸法] をクリックします。
IRONCAD 2022以前のバージョンでは、[注釈]タブは、[寸法]タブです。

〔2〕最初に起点(原点)とする点をクリックし、定義します。

〔3〕任意の点に X、Y 座標寸法値を記入します。
右クリックまたは [Enter]キー を押すと [プロパティ]画面 が表示されます。

〔4〕X,Y 座標の選択は、インスタンスメニューの項目3. で[X座標][Y座標]を切り替えます。

〔5〕座標寸法作成後は、「ESC」キーでコマンドを終了します。
右クリックし、下図のプロパティを開いていた場合は、[終了] をクリックすると、コマンドを終了します。
なお、[終了] をクリックした場合は、基準値に表示されている寸法は作成されませんので、ご注意ください。


配置した座標寸法の位置を変更する場合は、直行モード(F8)または、[Shift]キーを押しながら操作で、「補助線の延長長さ」を変更せずに位置を変更できます。

[クイック座標寸法] を選択すると、画面左下にインスタンスメニューが表示されます。
(画像では分割されていますが、実際には、横一列で表示されます)

インスタンスメニューの説明

1. 符号あり/符号なし

基準から右または上方向がプラス (+) 、基準から左または下方向がマイナス (ー) になりますので、マイナス方向の寸法にマイナス (ー) 符号を付与したい場合は [符号あり] に、マイナス (ー) 符号は付与しない場合は [符号なし] に設定してください。

2.起点の描画あり/起点の描画なし

起点の描画あり の場合、下図のように起点に「点」が描画されます。

3.X座標/Y座標

寸法を作成する座標の切替を行います。

4.補助線延長長さ

寸法補助線の長さを設定します。
寸法補助線の実際の長さは、延長長さ+テキストの長さです。

5.接頭語

接頭語に入力した記号または文字は、寸法の前に表示されます。

6.接尾語

接尾語に入力した記号または文字は、寸法の後ろに表示されます。

7.基準値

測定した寸法値を任意の寸法値に変更したい場合は、この欄に直接寸法値を入力します。
初期設定で表示されている [計算値] が測定値になります。
寸法作成の途中でも入力は可能です。
最初の基準値は 0 ですが、2番目の測定値を疑似的に任意の値に変更したい場合は、2番目の寸法の測定位置を確定する前に基準値に指定の値を入力します。