パーツ/アセンブリ の重心を表示する

パーツ/アセンブリ の重心を表示する

3Dシーンに作成した パーツ/アセンブリ の重心を表示する方法を説明します。
重心を確認する方法は、2つあります。

1. [COG Display] を使用し、パーツ/アセンブリ の重心を表示する。
3Dシーン上に、重心マークを表示し、座標も表示できます。
Info
COG:center of gravity(重心)
Notes
重心の座標は、パーツ/アセンブリ のアンカー からの位置を表示します。
アンカーの位置を基準とする位置に変更することで、任意の位置からの座標を表示できます。
アンカーを移動する方法は、下記リンクをご参照ください。
2. [ツール]タブ → [検証]グループ → [解析] を使用して、重心を確認する
[解析] では、重心の座標を確認するのみで、3Dシーン上に重心マークは表示しません。

操作手順は、以下の通りです。

[COG Display] を使用し、パーツ/アセンブリ の重心を表示する。

1. [COG Display] を有効にする

〔1〕 [アドイン]タブ → [全般]グループ → [アドイン アプリケーション] をクリックします。


〔2〕 [アプリケーション/アドイン]ダイアログ が表示されます。
[COG Display] にチェックを入れ(有効)、[OK] をクリックします。


〔3〕 [注釈]タブ に [COG Display] が表示されます。
パーツ/アセンブリ を選択していない状態では、下図のように、グレーアウト状態でクリックすることはできません。


2. 重心を表示する

〔1〕 重心を表示したい パーツ/アセンブリ を選択します。

〔2〕 パーツ/アセンブリ を選択した状態で、[COG を追加] をクリックします。


〔3〕重心マーク(下図 赤い矢印部分)が表示されます。


Notes
複数選択して、[COGを追加] した場合は、選択した パーツ/アセンブリ 毎の重心を表示します。
選択した複数の パーツ/アセンブリ 全体の重心を表示する場合は、1つのアセンブリにしてまとめることで、その重心を表示できます。

3. 重心の位置を表示する

〔1〕 重心を表示(COG を追加)後、[COG 詳細を表示] をクリックします。


〔2〕重心マーク の横に、座標が表示されます。


Notes
重心の座標が表示されている状態で、[COG 詳細を表示] をクリックすると、座標が非表示に切り替わります。

4. 重心を非表示にする

〔1〕 重心マーク を表示(COG を追加)した パーツ/アセンブリ を選択し、[COG を非表示] をクリックします。


〔2〕 重心マーク、座標 が非表示になります。


5. 重心 をCAXA Draft(2D ドラフト)で表示する

追加した重心(COG)は、そのまま CAXA Draft(2D ドラフト)で投影できません。
[スタート]カタログ の [球] などを小さいサイズで配置し、TriBall で表示された重心の位置に移動します。
その球を投影する方法でご対応ください。

[ツール]タブ → [検証]グループ → [解析] を使用して、重心を確認する

〔1〕重心を確認したい パーツ/アセンブリ を選択します。
Notes
複数選択はできません。
複数のパーツ/アセンブリ を1つのアセンブリにすることで、全体の重心を確認できます。

〔2〕 パーツ/アセンブリ を選択した状態で、[ツール]タブ → [検証]グループ → [解析] をクリックします。


〔3〕 [解析]ダイアログ が表示されます。


〔4〕[シェイプ ボディ]タブ の [自動計算] をクリックします。
[物理プロパティ] の [体積] [質量] [重心] が表示されます。
[OK] をクリックして、ダイアログと閉じます。


[重心] で表示される 座標について

[解析]ダイアログの [座標系] の選択で、原点とする座標を変更できます。


  1. ワールド座標系
    ワールド座標系 を選択すると、3Dシーンにあるグローバル座標系の原点(0,0,0)として、座標を表示します。

  1. 選択されたシェイプのローカル座標
    選択した パーツ/アセンブリ のアンカーを原点(0,0,0)として、座標を表示します。

Notes
アンカーの位置を基準とする位置に変更することで、任意の位置からの座標を表示できます。
アンカーを移動する方法は、下記リンクをご参照ください。

    • Related Articles

    • パーツ/アセンブリを延長する

      パーツ/アセンブリを一括で延長する方法について説明します。   手順 〔1〕延長するパーツ/アセンブリを選択します。 〔2〕[フィーチャ]タブ → [パーツ/アセンブリを延長] を選択します。 以下の様なパーツ/アセンブリに対しては、[パーツ/アセンブリを延長] は使用できません。 ・ ストラクチャパーツ ・ Brepパーツ ・ トリムされたパーツ 〔3〕延長を定義するための位置を選択します。延長の基準となる位置を選択してください。 〔4〕[ストレッチ距離] に延長する距離を入力します。 ...
    • パーツ/アセンブリの断面を確認する

      パーツ/アセンブリ断面 の操作について説明します。 操作手順は以下の通りです。 〔1〕断面を作成するパーツ/アセンブリ を選択します。 〔2〕[ツール]タブ → [操作]グループ → [パーツ/アセンブリ断面] をクリックします。 選択したパーツ/アセンブリ が白くハイライトされ コマンドブラウザ が表示されます。 〔3〕[パーツ/アセンブリ断面] → [切断線] → [切断ツールの種類:] のプルダウンメニューから、切断面の種類を選択します。 [ブロック] ...
    • アセンブリ内のパーツをSmartDimension で拘束する

      アセンブリ内のパーツを SmartDimension で拘束して別パーツへ追従させる方法を説明します。 以下の手順で操作をします。 〔1〕アセンブリと別パーツで SmartDimension をかけます。 〔2〕寸法を右クリックし、メニューより [ロック] を有効します。 〔3〕SmartDimension を選択し、下向き三角マークを左クリックします。 〔4〕駆動オブジェクトとしてアセンブリ内のパーツを選択します。 詳しくは、下記動画をご参照ください。 IC-090 ...
    • アセンブリの分解状態を作成する

      [ツール]カタログ の [分解・組立] コマンドでアセンブリを分解できます。 ただし、分解ファイルのパーツには分解情報が付加され、解除できませんのでご注意ください。 カタログへ登録して流用する場合は、分解ではない方の元パーツをご使用ください。 分解操作の詳細は下記動画をご参照ください。 IC-047
    • Ctrl + 左クリック 操作でアセンブリを選択する

      IRONCAD 2023 以降のバージョンより、 Ctrl + 左クリック 操作でアセンブリを選択する の設定が追加されました。 IRONCAD 2022 以前のバージョンでは、この設定が [無効] の状態と同じ動作です。 この設定は、[アセンブリプロパティ] → [全般] → [BOM でのアセンブリ展開] で [展開しない(アセンブリのみ)] としているアセンブリに対して有効です。 設定の変更 設定の変更は、以下の手順で実施ください。 〔1〕 [メニュー] → [オプション] ...