カメラの歩行機能で動きを作成する

カメラの歩行機能で動きを作成する

カメラの視点で建物内を歩行するような動作を作成する方法を説明します。
メインカメラと視点カメラ(歩行カメラ)の 2台が必要です。
アニメションを実行する際、遠近法カメラの設定をオンにした状態で行います。

手順

〔1〕 メインカメラを用意します。

〔2〕 デフォルトで表示されているカメラを、Isometric のみ残して他を削除します。


〔3〕 視点カメラを挿入します。

〔4〕 [表示]タブ → [レンダリング]グループ → [カメラの挿入] で視点用の新規カメラをスタート位置に追加します。

〔5〕 視点カメラに対して、建物内を移動するアニメーションパスおよび回転動作を追加します。

〔6〕 視点カメラの移動距離に合わせて、ドア等の関連モデルに動作(回転等)を追加します。

〔7〕 SmartMotionエディタ でトラックの開始と所要時間を調整します。

〔8〕 視点となるカメラ(歩行カメラ)をカメラ視点に指定します。
指定後ズーム機能もしくはカメラを周回されるとその状態がカメラ視点になってしまうため、ご注意ください。

〔9〕 遠近法カメラの設定を [オン] にします。

〔10〕 アニメションを再生します。
歩行機能は遠近法カメラがONの状態の時に動作します。
アニメーションをスタートさせても歩行機能が動作しない場合は、遠近法を確認してください。
遠近法カメラは、画面右下で設定します。


詳しくは、下記動画をご参照ください。

IC-120

動画では、アニメーションで移動パスをそれぞれ追加していますが、スケッチや 3D曲線であらかじめ移動位置のパス(動線パス)を作成し、作成したパスをアニメーションのパスに設定することも可能です。
作成したパスを、アニメーションパスに設定する場合は、下記の操作になります。

〔1〕 [パスの追加] で [ユーザー設定] にチェックを入れ、時間を設定し、✔(OK)をクリックします。。


〔2〕 [表示]タブ → [アニメーション]グループ → [パスを選択] をクリックします。


〔3〕 作成したパスを選択します。 作成したパスがアニメーションパスに適用されます。



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