IRONCAD の動作が遅い/重い場合の要因を記載します。
要因
- 容量の大きいファイルを開いている。
- 同じ形状のパーツを多く複製している。(内部/外部リンク無し)
- パフォーマンスよりビジュアルが重視された設定になっている。
- データ内に多数のサーフェスが存在する。
上記にあてはまる場合は、下記の操作をお試しください。
対処法1: 表示のレンダリングの設定を変更する
高水準のレンダリング設定の場合、パーツ/アセンブリのリアルな表現が可能です。
しかし、モデリング中においてはパフォーマンスが悪く操作に支障をきたすことがあります。
パフォーマンス低下が見られる場合、[表示]タブ → [レンダリング]グループ → [レンダリング] の設定を [パフォーマンスを優先] に変更してください。
対処法2: パフォーマンスの設定を変更する
IRONCAD では大容量ファイルの操作時、また複雑な形状のモデル操作時にも一定の操作性を維持できるようパフォーマンスに関する設定が行えます。
対処法3: 大規模アセンブリモードの設定を変更する
大規模アセンブリモードとは、パーツ/アセンブリ点数の多いファイルを扱うときに、パーツの表示を省略化し、パフォーマンス (操作) を重視するモードです。
大規模アセンブリモードを起動するパーツ数の指定はオプション設定から行うことができます。
表示や編集制限がありますので、ご利用にはご注意ください。
対処法4: 外部リンクを活用する
外部保存機能とは、容量の大きいファイルを、指定したパーツ/アセンブリ単位でファイルを分け、親ファイルの中で表示する機能です。
外部リンクとして表示させているパーツ/アセンブリの編集を行うには、元ファイルの方で編集を行います。
対処法5: TriBall のリンクコピー(内部)を活用する
TriBall による複製機能としてコピーとリンクコピーがあります。
リンクコピーは通常のコピーと比較して複製したパーツの容量を抑えることができます。
また、一つのパーツを編集すると、リンクコピーしたパーツすべてに適応されるメリットがあります。
対処法6: サーフェスの滑らかさの値を小さくする
サーフェスの滑らかさの値を小さく設定するとファイル容量が低減し、動作パフォーマンスが良くなる可能性があります。
ただし曲面を持つ形状の場合、設定値により見た目にカクツキがでるため、数値の加減はお客様で調整してください。